中央の筒状花の周りを細い花弁が密に取り巻いている美しい花です。やや乾燥気味の斜面などに咲いています。 野の花が少ない時期に、3センチ大の花を1株につき５〜１０個付けて群生している様子はよく目立っています。

前のページの同属の「オグルマ」と大変よく似ていますが、葉の形状と総苞片の形状で見分けます。この写真のものは、 生育場所が“乾燥気味”なことと、葉と総苞片の形状から、カセンソウである可能性が７０％くらいと思いますが、 「オグルマ」の可能性も３０％くらいあるように思います。

※　その後の調査で、この株の種子を拡大鏡で見た結果、種子の表面に“毛”が無いので、 「カセンソウ」で間違いありません。